2016-07-15から1日間の記事一覧

「新渡戸稲造における修養論の位相 : 包摂と排除の視点から」伊藤敏子2015

新渡戸研究、結構あります。 昨年の論文。新渡戸の教養主義とはなんぞや?と気になっていた。 この教養主義が、近衛文麿始め、軍国主義、ファシズムを先導する人材を作っていったように見えるからだ。 下記の論文をサラッと拝読。 「新渡戸稲造における修養…

『日本-その問題と発展の諸局面』(20)

14. 平和会議における日本、はベルサイユ会議の事である。 新渡戸は後藤新平に誘われてこの会議に参加している。 確か、後藤に「世界最大の茶番劇を見に行こう」というような事を言われて同行したはずだ。(記憶が定かではない)しかし、この会議参加で、新…

『日本-その問題と発展の諸局面』(21)

『日本-その問題と発展の諸局面』の第三章は前回で終了するつもりだったが、下記の新刊が紹介されていたので、同じ事を1931年のこの本で明確に述べている事だけメモしておきたい。 「満州国建国」は正当である 単行本 – 2016/7/23 ジョージ・ブロンソン・レ…