2016-11-26から1日間の記事一覧

矢内原の新渡戸観ー『余の尊敬する人物』

矢内原忠雄全集24巻に収められている『余の尊敬する人物』に新渡戸の章がある。 序文が書かれたのは昭和15年、1940年は、矢内原が東大を追われた1937年から3年目。新渡戸が亡くなってから7年目だ。 矢内原はこの本にエレミヤ、日蓮、リンコーン、新渡戸の…

矢内原の新渡戸観ー天皇陛下への進講

矢内原忠雄全集24巻を手にしたのは矢内原が新渡戸をどのように語っているか、それがわかれば、矢内原が昭和天皇に進講した「新渡戸稲造について」の中身がわかるかもしれない、と思ったからである。 なのでこの全集にある4つの新渡戸論の最後の章に、まさに…